皮膚を知り尽くしているから、できること。

ニュースレターVol.46 (2012年9月7日)

<老化モデル細胞>


9月に入りましたがまだまだ暑い日が続きますね。ですが着実に日が短くなり、朝晩は過ごしやすくなってきました。

 

秋はヒトによる試験に適した季節です。弊社におきましても、本格的にヒトによる試験の準備をはじめております。昨年度は、化粧品の効能・効果に「乾燥による小ジワを目立たなくする。」といった新しいクレームが追加になったことで、抗シワ試験のご依頼を多くいただきました。今季も、多くのご依頼をいただくことが予想されます。それ以外にも美白試験、肌荒れ防止試験、育毛試験など現段階においてすでに多くのお問合せをいただいております。ご希望の時期に試験を実施するためにも、お早めにお問合せいただきますと幸いです。

 

また、in vitro評価系につきまして、既にご紹介させていただいております評価系に加えて、アンチエイジングの新しいアプローチとなります「老化モデル線維芽細胞」を用いた評価系についてご紹介させていただきます。

 

この老化細胞は過酸化水素を連続暴露することにより調製し、通常の新生児由来細胞を用いる試験と異なり、実際の加齢に近い状況で抗老化剤の評価が期待できます。老化細胞としては、高齢者から採取した細胞を用いることも考えられますが、個体差によるバラツキが考えられることから、安定して再現性の高いデータ採取が可能な、過酸化水素の連続暴露による老化モデル線維芽細胞の使用を推奨致します。

 

評価項目としては、細胞増殖、コラーゲン産生、MMP-1産生抑制、各種抗酸化能に関わる試験などを考えております。詳しくはこちらをご覧ください。

 

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