皮膚を知り尽くしているから、できること。

ニュースレターVol.58 (2014年4月30日)

<三次元粘膜モデル>

今回は昨年度よりNDRにて取扱いを始めました、SkinEthic社の三次元粘膜モデル3種、
再生ヒト歯肉上皮モデル(HGE)、再生ヒト口腔粘膜上皮モデル(HOE)、再生ヒト膣粘
膜上皮モデル(HVE)についてご紹介します。

SkinEthic HGEは、正常ヒト歯肉上皮細胞をポリカーボネートフィルター上で気液界面
培養して構築される歯肉モデルで、ヒト歯肉上皮にきわめて類似した組織学的形態が得
られます。基底層にケラチン6、10、13、16が、顆粒層にフィラグリンを観察すること
もできます。SkinEthic HOEは、口腔粘膜上皮由来のTR146株細胞より構築されているヒ
ト口腔粘膜上皮のモデルです。HGEと同様に、ケラチン6、16が、さらにインボルクリン
の発現も確認されております。また、SkinEthic HVEは外陰部由来のA431株化細胞から
なるヒト膣粘膜上皮のモデルで、ケラチン6、13、インボルクリン、トランスグルタミナーゼ
などの発現が確認されています。

三次元皮膚モデルと同様に、これらの三次元粘膜モデルを用いることで、単層培養系の
細胞では評価が困難であった製剤の安全性や有用性の評価が可能となり、オーラルケア
製品や、ボディケア製品等の開発への応用が期待できます。

モデルの販売について、あるいは評価系について、是非ご相談下さい。



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