皮膚を知り尽くしているから、できること。

ニュースレターVol.61 (2014年7月30日)

<in vitro有用性試験の試験試料>

梅雨が明け、いよいよ本格的な夏がやってきますが、我々としては今がヒト試験のプレデータを取るチャンスであると考えています。
そこで今回はin vitro有用性試験に試験試料についてご説明したいと思います。弊社では、皮膚由来の各種細胞を用いた多岐にわたるin vitro有用性試験を行っております。
(詳細は弊社ホームページをご覧ください)

主に細胞応答をターゲットとしたin vitro有用性試験で、我々が評価できる試験試料①~⑥についてご説明致します。
①サプリメントや食品として、何らかの有用性が確認できているもの
②データはないが、伝承的に何らかの有用性が言われているもの
③エキスや抽出物で複数の成分があり、何らの作用が期待できるもの
④文献や類似品で作用が確認されているもの
⑤抗酸化や抗炎症などの作用が期待できるもの
⑥まったく作用がわからないもの

①~④については、類推できる評価成分が絞られていれば、それに合わせた試験を行います。
⑤に該当する抗酸化や抗炎症作用が見いだせた場合には、抗老化や美白といったコンセプトにつなげていける可能性が出てきます。
また、⑥も含めて広く有用性の可能性を探りたい場合には、まず遺伝子発現解析などで広いターゲットを対象に試験して可能性のある作用を絞り込んでいく方法も考えられます。
作用の有無を評価する他にも、複数検体の作用強度の比較なども可能です。
試験試料としては原料だけでなく、試験によっては処方化された製剤も用いることができます。
①~⑥に当てはまるような、なにか評価してみたい試料をお持ちでしたら、ぜひ弊社までご相談をお願い致します。
また、最近では、「三次元培養表皮モデルを用いた評価法」にも積極的に取り組んでいます。
この表皮モデルを用いた評価法は直接試料を細胞に暴露するわけではなく、表皮モデル上に試料 (製剤でも可) を塗布し、
吸収を加味した上での有効性を評価できることから、細胞試験とヒト試験の中間的な位置付けとして評価できるお勧めの評価法です。
細胞のin vitro試験と併せて、ご興味があれば弊社までお問い合わせください。


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