皮膚を知り尽くしているから、できること。

ニュースレターVol.62 (2014年8月26日)

<ヒト試験と季節変動>

残暑お見舞い申し上げます。まだ暑い日が続きますが、外を歩くとどことなく秋の気配を感じることもあります。
8月も後半に入り、社内ではいよいよ秋からのヒト試験のシーズンに向けて本格的に準備を進める時期になりました。

当社では、試験にもよりますがヒト試験に適した季節として秋冬の実施をお勧めしております。
これはヒトの皮膚の状態は季節の影響を受けていることによるものです。
高温多湿の環境である夏の時期は、冬に比べると水分量としては潤っているため、化粧品の保湿作用や肌荒れ防止作用、
乾燥による小じわの抑制作用などを見たい試験の場合には夏季よりも冬季の方が作用の差が明確になりやすい傾向にあります。
また、上腕内側に人工的に日焼けを作って評価を行う美白試験は、実際に紫外線の影響が強くまた半袖で過ごすために、
通常の日焼けをする可能性が高い夏季より冬季の方が測定する上でノイズとなる要素は少ないように思います。
一方、育毛試験は比較的長期間実施するために試験期間が夏季にかかることも多い試験ですが、
1年のうちでは秋頃に脱毛しやすい傾向にあるため、試験条件を設定するに当たってはこのような時期について考慮する必要があります。
当社では、満足のいく有用性評価の結果を得るために、試験時期なども含め評価系について経験や実績に基づいたご提案をさせていただきます。
実施可能なヒト試験はHPにてご紹介しておりますが、ご検討中の試験がございましたら是非一度評価案をご提案させていただければと思います。
尚、秋冬に入りますとスケジュールが混み合って参りますので、早めにご相談いただければ幸いです。
※ヒト試験の一覧は次のページをご参照ください

有用性試験

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