毛乳頭細胞に対するin vitro評価
毛乳頭細胞集塊を用いた退行期誘導阻害評価
従来の育毛メカニズムである発毛促進や脱毛促進物質抑制に加えて、退行期誘導因子を抑制することで、成長期を維持することがキー要因の1つと考えられます。退行期誘導阻害とは、ヒト毛乳頭細胞集塊(スフェロイド)の伸展度合いから評価できる退行期様形態の抑制を意味します。
毛乳頭細胞を用いた細胞賦活試験
特徴
育毛効果は、抜け毛を防ぐ・髪の毛を太くするなどの効果が求められます。そのメカニズムの評価には現在も様々な細胞レベルでの評価が行われていますが、古くから育毛効果の可能性の評価として毛乳頭細胞の活性を評価する手法である賦活化試験が実施されています。
試験概要
毛乳頭は毛細血管から運ばれてくる栄養や酸素を取り入れ、周辺組織の毛母細胞に受け渡したり、コントロールする役割を担っています。
毛乳頭細胞が賦活化されると毛髪が太く成長すると考えられています。
本試験では、毛乳頭細胞の賦活作用を確認することで、試験品の育毛・発毛・抜け毛防止などに対する可能性を評価します。
※水溶性物質に限り試験実施が可能です。
※季節を問わず実施することができます。
毛乳頭細胞からの分泌因子に対する評価
試験概要
毛乳頭細胞に隣接する毛母細胞は、後に毛幹となる細胞のため、毛乳頭細胞からの分泌因子を調節することが育毛として重要と考えられています。
本試験では、試験品の適用による毛乳頭細胞からの特定のタンパク質や遺伝子の発現量を評価し、育毛・発毛に関連する因子が実際に増減しているかを評価します。
因子測定の一例)FGF7、VEGF-A、TGFb1
※水溶性物質に限り試験実施が可能です。
※季節を問わず、実施することができます。
その他の評価もご提案できる場合がございますので、お気軽にご相談ください。