角層診断~抗炎症~
特徴
テープストリッピングにより採取した角層から、皮膚の状態を診断することができます。
さらに角層には皮膚機能に関与する様々なタンパクが含まれており、その活性やタンパク量を測定することで、皮膚の状態を詳細に診断し、サンプルの皮膚に対する作用などを評価することができます。
試験概要
紫外線などのストレスの影響で、炎症が起きると炎症性サイトカインなどのタンパクが放出されます。
このタンパクを指標に抗炎症作用の評価を行うことができます。
現在測定可能な炎症性マーカー
IL-1α:炎症性サイトカインで、しわの形成などにも関与しています。
IL-1RA:炎症をおさめる生体内インヒビターです。
TNF-α:炎症性サイトカインです。
プラスミン:炎症による肌荒れに関与する酵素です。
試験例
プラスミン
肌荒れに関与する酵素で、露光部位など
炎症性が高い箇所ほどプラスミンの活性が
高くでます。
倫理審査委員会による審査
ヒトを対象とした評価試験の場合、試験実施前に倫理審査委員会による審査が必要となります。
▶ 倫理審査委員会