皮膚を知り尽くしているから、できること。

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デオドラント・制汗製品の評価と必要性

2024.11.1

デオドラントと制汗のちがい

デオドラントとは、「防臭効果のある」という意味です。制汗とはその名の通り「汗を抑制する」作用のことです。

なので、デオドラント剤は、汗をかいた時の雑菌の繁殖による悪臭を防止する製品で、制汗剤は、汗そのものを抑える製品となります。

 

ニコダームリサーチでは、デオドラント、制汗それぞれの有用性評価を受託しております。

なぜ “製品” でのエビデンスデータが必要なのか?

各社様、においの発生メカニズムや消臭の研究を進められていると思いますが、デオドラント・制汗製品の、エビデンスデータは取られていますでしょうか?

製品でエビデンスデータを取得していただきたいのには、次のような理由があります。

 

✓ 処方によって、機能性に差があるかもしれません

使用感や安定性を高めるために最善の処方設計を探求されると思いますが、処方設計によって、機能性・効果に差が出るかもしれません。それを確認するには、最終製品での評価試験が有効です。

 

✓ 一般消費者にも効果を実感されやすい製品

ニオイや汗ジミは、一般消費者にも効果実感されやすく、その効果感がリピートや購入の選択肢に大きく影響すると考えられます。

 

✓ 使用部位によって、効果の程度に違いがあるかもしれません

部位特化のコンセプト製品も多く見られます。ターゲット部位でしっかり効果を発揮できているか確認するには、ヒトを対象とした評価が有効です。

ヒトを対象としたデオドラント・制汗評価の難しさ

ヒトに対するデオドラント・制汗評価は、日常生活の中で使用する他の用品(ボディソープなど)の影響も受けやすいです。試験サンプルの使用方法の統一だけでなく、その周辺環境にも留意する必要がある難しい試験といえます。

また、評価ポイントをどのように条件設定するかに依りますが、数日間被験者さんには試験に参加してもらうことになるので、一般的には試験価格も高額になりやすいです。

ニコダームリサーチで受託可能な評価

デオドラント評価試験

臭気判定士によるスコアリングで臭いの評価をします。

足のデオドラント評価、リーブオフ製品の評価も可能です。ロールオン、スティック、クリーム、液体などのサンプルで実施できます。

 

制汗評価

FDAガイドラインに準拠した制汗評価試験を実施します。

ロールオン、スティック、クリーム、液体などのサンプルで実施可能です。

 

詳しくは、上のテキストをクリックして試験ページをご覧いただくか、お気軽にお問合せフォームにてご連絡ください。

試験のご依頼はこちら

当社では、開発段階や、目的に応じて適切な評価手法をご提案しております。

試験条件やプランも個々の案件によって、設計いたします。

ご検討中の化粧品原料・製品でのエビデンスデータ取得・評価がありましたら、お気軽にお問合せください。

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