019 定型試験*の依頼先を選ぶポイントは?
*定められた規格・ガイドラインや試験方法に準じて実施される試験
2026.1.6
化粧品の評価試験は、大きく2つに分けられます。
1つは、定められた規格・ガイドラインや試験方法に準じて実施される安全性試験や抗シワ試験などの定型的な試験。
もう1つは、特定の規格・ガイドラインがなく検体や取りたいデータ等に応じて試験方法をカスタマイズできる非定型的な試験です。
非定型的な試験は試験内容のオリジナル性の違いで依頼先を決めやすい一方、定型的な試験は試験内容が標準化されている分、どのポイントで着目すべきか迷う方も多いでしょう。
単に相見積もりによる「価格の安さ」だけで選んで良いのか。
本コラムでは、依頼先を選ぶ際に押さえておくと良い5つのポイントを紹介します。
①価格
最も分かりやすい項目ですが、「安い」=「最適」とは限りません。
最初に提示された価格が測定項目や報告書作成など、どこまでの工程を含んでいるのかを確認しましょう。
予想外の追加料金が発生しないか、詳細な見積もりを依頼することが重要です。
また、単価だけでなく、一度に依頼する検体数や頻度に応じた割引の有無など、トータルでかかるコストまで確認することがポイントです。
②スケジュール
開発スピードに直結するため、非常に重要な項目です。
早く結果が必要な場合に短納期対応が可能か、また、 毎週・毎月など定期的な試験の委託を検討している場合、その頻度に対応できるリソースがあるかを確認します。
③倫理審査委員会の実施(ヒトに対する試験のみ)
ヒトに対する試験を実施する場合に発生する項目です。
受託先が自前で「倫理審査委員会」を組織・運営しているかどうかは、試験実施のスピードに大きく影響します。
自前の委員会を持っていれば、外部の倫理審査委員会に依頼するよりも迅速に審査が進められやすいです。
また、厚生労働省の研究倫理審査委員会報告システムでは、登録機関の「委員名簿」「規程・手順書」「会議の記録の概要」を閲覧することが可能です。
過去の審査実績や試験内容に対する専門性を確認することで、適切な審査が期待できます。
④オプションの充実度
定型試験だけでなく、一歩踏み込んだ試験へも対応しているかもポイントです。
例えば開発した製剤の「抗シワ」と「保湿力」を訴求したい場合、抗シワ試験と保湿試験をそれぞれ実施するとなると、大幅な時間とコストがかかります。
しかし、抗シワ試験で水分量やシミ等の他項目も同時に実施できるオプションがあれば、時間もコストも大幅に削減することが可能です。
定型試験からオプション試験まで、一気通貫でサポートしてくれる体制があるかを確認しておくと、試験の目的に応じて柔軟に対応でき、依頼先を切り替える手間も省けます。
⑤実施場所
なんとなく日本国内実施の試験機関の方が良さそう、と思っていませんか?
言葉や文化の壁、品質への懸念等を鑑みると、確かに国内実施が安心するかもしれません。
一方、海外実施は受け入れキャパシティが大きい傾向があり、多検体での実施が可能であったり、試験実施頻度が多かったりと、国内とは異なるメリットもあります。
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