皮膚を知り尽くしているから、できること。

ニュースレターVol.56 (2014年2月21日)

<動物実験代替法>

 

昨今、食品や化粧品だけでなく皮膚や粘膜に適用する製品の安全性について、行政機関だけなく消費者あるいはメディアからも問われています。製品の開発には、予め安全性のリスクを考慮することが必要不可欠です。

旧来安全性試験は動物実験で評価されることが多かったのですが、2013年3月11月よりEUの化粧品指令第7次改正において、化粧品、さらに化粧品原料についても動物実験が全国的に禁止されました。皮膚腐食性試験、光毒性試験および皮膚刺激性試験については、OECDのガイドライン化がなされ、さらに、EUにおいては欧州バリデーションセンター(ECVAM)にて、現在も代替法の検証研究が行われており、眼刺激性試験も検証対象の一つになっています。

弊社は、フランスのSkinEthic社と技術提携しており、日本の総代理店として、各種三次元組織モデルを販売しております。また、OECD TG 439として認可された三次元皮膚モデルを用いた皮膚刺激性試験およびECVAMバリデーション中の三次元角膜上皮モデルを用いた眼刺激性試験については、SkinEthic社の三次元モデルを使用しており、受託試験としてご依頼いただくことができます。

 眼刺激性試験に使用するSkinEthicTM HCEはヒト角膜上皮株化細胞から構築され、角膜特異的なタンパク質の発現も認められていることから組織学的にも極めてヒト角膜上皮に近いものです。三次元組織モデルを使用すると、培養細胞(ウサギ角膜上皮細胞、SIRC)を用いた眼刺激性試験では評価ができない難溶性物質の評価ができるメリットがあり、ご依頼がが増えております。

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