皮膚を知り尽くしているから、できること。

ニュースレターVol.60 (2014年6月30日)

<新規角層診断項目の追加>

紫外線のきつい季節になってきました。

今回は、紫外線等のストレスで増加することが知られているHeat Shock Protein 27(HSP27)を
新たにNDRで角層診断項目として追加しましたのでご紹介したいと思います。

角層診断は、簡易に皮膚深部での様子を知る方法として大変重宝されます。
皮膚にはプロテアーゼ等の様々な因子が存在しており、これらは様々なストレスを受けることにより増減し、結果色素沈着や肌荒れ、しわ形成などのさまざまな変化を皮膚に起こします。この様々な因子を定量することで皮膚深部の様子を知ることが可能です。

弊社でもこれまで炎症性マーカーとして挙げられるIL-1α、IL-1RA、TNFαや、その他、様々な角層中の因子を定量してきました。

今回紹介するHSPは、細胞が熱等のストレス条件下にさらされた際に発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群であり、分子シャペロンとして機能し、ストレスタンパク質とも呼ばれています。

その中でも、Small Heat Shock Proteinファミリーに属するHSP27は表皮において、熱や紫外線、乾燥、その他の外部からの様々な刺激により、細胞内で誘導され、細胞内のタンパク質や染色体(DNA)を守る働きを持っていることから、我々は今回、現在取り扱っている抗炎症評価ツールとは異なる、新たな作用機序における抗炎症評価ツールとして角層中HSP27の定量をご提案します。


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