可視化技術
様々な測定・分析機器を用いて、肌状態や肌に対する作用を可視化する手法があります。
視覚的なデータで、サンプルの作用を確認できるため、販促データとして活用したり、画像解析により定量的に分析したり、幅広い活用ができる「可視化技術」をご紹介します。
二光子顕微鏡
特徴

◆非侵襲的に、表皮から真皮層まで皮膚状態を観察可能
◆化学染色不要で、肌の自家蛍光を応用
◆生体内イメージングに最適

評価への活用例
◆皮膚バリア機能と皮膚透過
取得したイメージング画像から、表皮組織の状態を観察することで皮膚バリア機能を評価できます。
皮膚に塗布する物質の蛍光を観察することにより、物質の皮膚透過も評価できます。

◆シワやたるみに対する作用
シワやたるみに関連するコラーゲン線維とエラスチン線維を、画像解析することで強度や回復度合いを相対比較します。
また、定性的にも、線維の太さや方向性を観察することで、サンプル使用による肌状態の変化を捉えることができます。
◆肌老化に対する作用
表皮真皮接合部(下図の点線、表皮と真皮の界面)を観察することで、 肌老化の指標として活用できる可能性があります。

EvaFACE
特徴
非接触で、顔全体を三次元画像として測定・解析します。個別に部位を抽出して定量解析することも可能です。VISIAと比べて「形状」を捉えることが得意で、顔の輪郭やたるみ、シワの状態観察に適しています。

評価への活用例
◆ほうれい線の評価
肌の凹凸が色の濃淡で示されています。

◆たるみの評価
下あごのラインの変化を、画像解析により捉えています。

他にも様々な活用ができます。
エビデンスデータ取得をご検討中でしたら、ぜひ下の問合せフォームからご相談ください。
倫理審査委員会による審査
ヒトを対象とした評価試験の場合、試験実施前に倫理審査委員会による審査が必要となります。
▶ 倫理審査委員会