020 開発担当者がシワ試験の“投資対効果”最大化のために知っておきたいこと
2026.2.6
「乾燥による小じわを目立たなくする」という訴求は、国内において化粧品で効能効果を謳える数少ない表現です。
本日は、トレンドの移り変わりが激しい昨今、開発スピードを落とさずにエビデンスを確保したいOEMメーカー様に向けて、抗シワ試験を実施する意義について改めて考えていきます。
国内の抗シワ化粧品市場は?
国内のスキンケア市場は2021年以降、堅調な回復傾向にあります。特に2024年には、マスクオフ生活の定着に伴い、目元や口元のシワをターゲットにした「スポットケア」や、付加価値の高い「スペシャルケア」カテゴリーが顕著な伸びを見せています※。
※「スキンケア化粧品、ボディケア用品の国内市場を調査」富士経済
こうした市場環境の中、抗シワ製品の有用性を担保する指標として欠かせないのが「抗シワ製品評価ガイドライン」です。2006年に策定され、2011年から化粧品の効能として「乾燥による小じわを目立たなくする」という標ぼうが可能になってから十数年が経過しました。
すでに一般的に浸透したルールではありますが、当社へも「ガイドラインに準拠した試験を実施したい」というご要望を、現在も変わらず定期的にいただいています。長年活用されているこの試験が、なぜ今もなお選ばれ続けているのでしょうか。
なぜ今、化粧品で「抗シワ試験」なのか?
抗シワ製品評価ガイドラインに則った試験を実施するメリットには、下記のような事が挙げられます。
- 有用性の証明:「エビデンス(根拠)」を重視する現代の消費者にとって、その証明となる機能性の表示があることは、製品選択の強力な後押しとなります。
- スピード開発への対応:承認までに数年を要する「シワ改善(医薬部外品)」に対し、化粧品での抗シワ訴求は短期間での製品化が可能です。トレンドの移り変わりが激しい昨今、開発のスピードアップは重要条件です。
- 正々堂々と広告するための保険:根拠のない“抗シワ訴求”は、売上の4.5%という多額の課徴金対象となります※。万が一の法的リスクを回避するためにも、ガイドライン準拠試験によるエビデンスを取っておくと安心です。
|
課徴金納付命令(第七十五条の五の二) |
| (1) 第六十六条第一項の規定に違反する行為(以下「課徴金対象行為」という。)をした者(以下「課徴金対象行為者」という。)があるときは、厚生労働大臣は、当該課徴金対象行為者に対し、課徴金対象期間に取引をした課徴金対象行為に係る医薬品等の対価の額の合計額(次条及び第七十五条の五の五第八項において「対価合計額」という。)に百分の四・五を乗じて得た額に相当する額の課徴金を国庫に納付することを命じなければならない。 |
| (2) 前項に規定する「課徴金対象期間」とは、課徴金対象行為をした期間(課徴金対象行為をやめた後そのやめた日から六月を経過する日(同日前に、課徴金対象行為者が、当該課徴金対象行為により当該医薬品等の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して誤解を生ずるおそれを解消するための措置として厚生労働省令で定める措置をとつたときは、その日)までの間に課徴金対象行為者が当該課徴金対象行為に係る医薬品等の取引をしたときは、当該課徴金対象行為をやめてから最後に当該取引をした日までの期間を加えた期間とし、当該期間が三年を超えるときは、当該期間の末日から遡って三年間とする。)をいう。 |
|
(3) 第一項の規定にかかわらず、厚生労働大臣は、次に掲げる場合には、課徴金対象行為者に対して同項の課徴金を納付することを命じないことができる。 一.第七十二条の四第一項又は第七十二条の五第一項の命令をする場合(保健衛生上の危害の発生又は拡大に与える影響が軽微であると認められる場合に限る。) 二.第七十五条第一項又は第七十五条の二第一項の処分をする場合 |
|
(4) 第一項の規定により計算した課徴金の額が二百二十五万円未満であるときは、課徴金の納付を命ずることができない。 |
最短1ヵ月で速報納品※。ガイドライン準拠の試験内容
※試験終了から。試験機関の状況に応じて納期は変動します。
ガイドラインでは、いくつかの評価方法が提示されていますが、ここでは当社で実施しているガイドラインに準拠した試験内容をご案内いたします。
| 測定期間 | 4週間(サンプル使用期間) |
| 測定回数 | 2回(サンプル使用前、使用4週後) |
| 被験者数 | 20名+予備人員 |
| 測定項目 |
① シワグレード判定 ② シワの三次元解析(Primos CR使用)
③ 目尻の写真撮影 |
| 納品物 |
報告書、目尻の撮影画像 |
| リードタイム |
試験終了から最短1ヵ月で速報提出 |
ガイドラインの全文は、日本香粧品学会ホームページの「化粧品機能評価法ガイドライン」から確認できます。
多角的な測定オプション。スピード感とエビデンスの質で選ばれる当社の受託試験
当社では、国内・海外の試験機関ともに、抗シワ製品評価ガイドライン準拠の試験を受託しています。
海外試験機関では、受け入れキャパシティが大きく、迅速な試験の進行・解析ができるため、最短試験終了後1ヵ月で速報納品をしております。なるべく早く結果を受け取りたい会社様には、おすすめです!
また、目的やご予算に応じてオプション測定を追加することができます。
抗シワ試験と同時平行で進行可能なので、時間とコストを節約できます。
<オプション測定例>
| 水分量 | 粘弾性 | バリア機能 |
| シミ | ほうれい線 |
※オプション測定には別途測定費用が掛かります
パッケージ表示用のデータ取得も、当社にお任せください。
試験に対して、「有意差が出なかったら…」「コストに見合う見せ方ができるか…」
という不安から、実施を迷われる担当者様も少なくないと思います。
しかし、現在の市場では、この『エビデンスの有無』が、機能性スキンケアか否かを分ける大きな境界線となっています。
エビデンスデータ取得をご検討でしたら、ぜひ問合せフォームよりお気軽にご相談ください。
試験スケジュールや実施内容など、お客様の目的に応じて柔軟に対応させていただいております。



