皮膚を知り尽くしているから、できること。

三次元皮膚モデルを用いた経皮吸収性試験

特徴

三次元皮膚モデルの角層側から試験試料を適用し、リザーバー液および皮膚モデルを回収し、経皮吸収性を評価します。

また、特定の細胞と共培養させることで経皮吸収性と皮膚への効果を同時に評価することも可能です。

三次元皮膚モデルを用いた経皮吸収性試験は、製剤間の比較に最適です。

また、下記の測定データ例にもあります通り、皮膚モデルの切片画像が得られるため、視覚的に浸透性を確認することができます。

概要

測定データ例(単純な皮膚透過量を測定する場合)

弊社では主にEPISKIN-LM(EPISKIN社)を使用して経皮吸収性試験を行っております。

EPISKIN-LMは支持体であるコラーゲンに表皮細胞を三次元に再構築した評価ツールです。

一定時間における成分の透過量、皮膚モデル中量で比較します。

※グラフはイメージです実際の測定結果と一致しない場合があります。

測定データ例(視覚的に経皮吸収性を確認する場合)

皮膚浸透を可視化させたいという要望はここ数年で大きく増えてきております。

吸収促進効果をグラフや表だけではなくビジュアル化することで説得力を持たせることができます。

こちらの画像は水溶性蛍光物質であるカルセインNaを適用した例です。


こちらの例では、製剤Aの方が、Bよりも浸透していることがわかります。

測定データ例(経皮吸収性と効果を同時に評価する場合)

三次元皮膚モデルと特定の細胞の共培養させて試験を行うことで、経皮吸収性と効果を同時に評価することが可能です。

こちらでは三次元皮膚モデルと線維芽細胞を共培養させた試験例を示しております。



上記データからは、皮膚透過性は濃度依存的に皮膚を透過し、コラーゲン合成も濃度依存的に増加していることがわかります。

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